松井会長

22代 松井克爾 会長

【所 信】

昨年度創立20周年を迎え次代へのスタートをきった児島商工会議所青年部。

本年度は 「百不当一老」~お陰様に感謝~ のスローガンの下、メンバー一丸となってYEG活動に取り組みます。様々な立場で活躍する第一線の企業戦士。まずは自らの生業をしっかり組み立てなければなりません。本年度は様々な事業にその是非を問い、精査も行って参ります。

スローガンとして掲げた「百不当一老」。

これは曹洞宗・永平寺を開かれた道元禅師の、「いまの一当はむかしの百不当の力なり、百不当の一老なり」と説かれた「正法眼蔵 説心説性の巻」を元にしたもので、この教えは百回射っても的に一向に当たらない矢を、あきらめずに何度も放ち修練を積むことによって、それが力となりやがて当たるようになると言うことです。つまり何事も挑戦して諦めず前進することで自ずと結果が拓けてくる。ということに他なりません。

また副題とした ~お陰様に感謝~ は色々なことに挑戦して行く陰には必ず様々な方の手助けや助言、協力が不可欠で何事も一人では為し得ない。
お陰様の力に感謝することが大切と言うことです。
お陰様に感謝しつつ様々なチャレンジをし、前進する。まさしく青年部世代の我々に求められている事なのです。

戦後、高度経済成長の波に乗り児島の街にも多くの若者達が夢を求めて移り住んできました。
当時の商店街は人であふれ、「すれ違うことすら容易ではなかった…」と例えられるほど多くの人々で賑わっていたと語り継がれています。
その後景気の波に左右され栄枯衰勢はあるにせよ、それぞれの時代を力強く生き抜いてきた我が街児島。
時代は移り変わり平成28年を迎えた今、すべてに成熟し人口減少へと突入した時代を我々がどう生き抜き、どう発展させるのかは大きな課題です。

経済発展が思うように見込めない時に、我々青年部世代がすべきことは何なのでしょう。
経済人は本来の業務でしっかりと利益を確保し、それを税という形で納める事こそが最大の奉仕だと先人に教えられたことがあります。
しかし「言うは易く行うは難し」で実際には厳しい中、必死に利益を確保しわずかでも納税するというのが実情ではないでしょうか。

もっともその足元がゆらぎ、商売上がったりでは元も子もないのです。
是非各々がしっかりと商売繁盛させ、少しの時間をYEGで共に活動しようではありませんか。
組織が成長してくると様々な弊害が出ることもあります。

積極的に活動し発展してきたこれまでの20年。
もちろん今後もそれは継続するでしょう。

しかしともすると時間やマンパワーを必要以上に消費し、それが本来の経済活動を疎かにしてしまう事があります。
次代へ向けたスタートの本年。組織のスリム化と事業の再編は不可欠なのです。

新しいことをどんどん始めるのは良いことなのですが、組織の性質・性格もきちんと把握していないと本末転倒になってしまいます。
児島の街にも様々な経済団体や奉仕団体が存在します。
いまその一つ一つが十分に機能しマンパワー豊富で力を発揮しているでしょうか。
甚だ疑問も感じます。ある時を契機に、スクラップアンドビルドは重要なワードかもしれません。

本年度児島YEGでは3つの委員会で構成いたします。それぞれの委員会に特色をもたし、相互の連携を持てる組織にしています。
そして無理のない範囲でメンバーが集い語れる、そんなコンパクトで児島らしい組織を目指しました。

児島カフェ委員会(総務・広報・渉外系)
毎月開催している例会を児島カフェと名前を変え、メンバー参加型のディスカッション形式で運営して参ります。児島の街に仮想○○を仕立てて。さぁあなたならどんな楽しみ方をしますか?どんな街なら何度も訪れたいですか?街を仕事をカフェで語りましょう。

商売繁盛委員会(研修・活性化・渉外系)
まずはメンバー自らの商売を繁盛させようではありませんか。皆さんの仕事、メンバーでも知らない事がありますよね。自身の商売をしっかりアピールしてください。そして強みを活かそうではありませんか。しかし弱みもあると思います。そこも表にだしましょう!きっと一助になるお陰様が現れるかもしれません。

地域連携委員会(拡大・連携・渉外系)
児島の街を多角的に見ていこうではありませんか。我が組織だけで出来ることは限界があるものです。様々な組織と連携することでマンパワーや時間を浪費することなく、それぞれの強みを活かした活動につながると思います。またその中で、それぞれの良い部分、持て余す部分が判れば、それを修正しつつ次代へ向かうことが出来るのです。

このように各委員会それぞれ連携をもって事業に当たるような組織となっています。
内容の重複する部分はそれぞれを補いつつ、無理のない組織運営が出来るきっかけ作りとなれば正循環し次なる10年へ素晴らしい一歩が踏み出せると信じています。

しばらく外から児島YEGを見てきた私自身がしっかりとお陰様に感謝しつつ、「百不当一老」を実践して行かなければならないのも事実です。

1年間どうぞよろしくお願いいたします。

 

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事業写真

商  号   松井織物株式会社
所在地   〒711-0904 岡山県倉敷市児島唐琴3丁目6番77号
連絡先   TEL:086-477-7028   FAX:086-477-5674
代表者   松井 克爾
ホームページ http://www.herikoubou.co.jp/

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